マルタ地域は有史以前より度重なる異文化〔フェニキア、ローマ、アラブ、ノルマン、イスラム、キリスト〕の覇権争いの場でありました。
160年以上続いた英国統治から1964年独立を果たしたマルタは1974年に共和制を宣言して共和国憲法を発布、マルタ共和国が誕生しました。
現在マルタ共和国は5つの島から成り、首都ヴァレッタのマルタ本島、ゴゾ島、コミノ島と2つの無人島からなります。地中海の真中に浮かぶこの小さな島国は
東京都23区の半分程の面積にも関わらず世界遺産が3つもあります。

この島国を訪れて考えたことを以下に列挙してみます。

@地理的にイタリアに近いこと、シシリー島に近いことからイタリア語をよく耳にするかと思いきや、耳に入る言語は英語が多かった。
 ⇒この国の現代史を知れば即その理由が頷けました。

Aホテル等サービス業に携わる指導者的立場の人や経営層の方は、どちらかと言うと英国人が多い様に思えた。
 ⇒この国の現代史を知れば即その理由が頷けました。


B地ビール(CISK)地炭酸飲料(KINNIE)、マルタワイン、マルタ・サボテン・リキュール等オリジナル飲料の製造産業が形成されていた。
 ⇒他にゴゾハニー、ゴゾソールト等の食糧関連以外にも地場産業が発展していることを知り、この国の奥深さを知りました。
    
シスク・ビール  キニ―   ゴゾ白ワイン     ゴゾ島北側には塩田がある

C英・伊の食文化が融合したメニュー構成が目を引きました。

    
 
兎の赤ワイン蒸煮(英)  シーフード・パスタ(伊)

D蜂蜜色のマルタストーン(グロヒゲリナ石灰岩)
 ⇒タクシドライバーとの会話でここ数年、マルタストーンは年々貴重価値が上がり、新たな住宅建造物にはコンクリートが使われているとの話。

 
マルタストーン博物館    ヴァレッタ旧市街

E欧州で3番目に古い歴史をもつ「マノエル劇場/騎士団時代の遺産藝術」
 ⇒1731年ポルトガル出身の騎士団長マヌエル・ドゥ・ヴィンヘナーが娯楽を求め建てさせた。

    
舞台正面バルコニー席  ブルー地に金の装飾+シャンデリアは首相の席

Fイムディーナ/城壁の町(アラビア語)
 ⇒1565年オスマン・トルコ軍の「大包囲線」の後のヴァレッタの新都市建設までの約2200年間にわたりマルタの首都として置かれていた場所。
  アラブ人によって町の四方を堀で巡らされた。イムディーナ周辺にはアラブ様式の囲い込み農地が延々と広がりを見せています。 

  
 出展:Wikipedia                     フォンタネラ・カフェ
(チョコレートケーキは定評があるようです)