リゾート気分の堪能とスキューバダイビングを試そうと、全くの予備知識を持たぬまま単身バンコクとコロンボ経由でモルジブへ向かった。コロンボを飛び立って40分を過ぎるとコバルトブルーのインド洋が広がる海原のいたるところに大小の環礁が眼下に入ってくる。実に神秘的な佇まいである。その光景に暫く見入っていると飛行機は徐々に高度を下げ、滑走路が横たわる島がエメラルドグリーンの海にぽっかりと浮かんでいるのが見えてくる。フルレ空港へ着陸し足を地に着けて感じたことは、まず日差しが強いことそして、潮風の肌への当たりがしっとりとしていたことである。「宿探しをしたい」と、ある現地人に尋ねると、首都マーレのある島へ行けとアドバイスをいただいた。
大小の環礁が眼下に。 マーレへは“ドーニ”と呼ばれる小船で渡る。
訳の分らぬままツアー&宿泊斡旋業者を通じ、初めの3日間をマーレのとある菓子屋さん宅でホームステイ、残りの4日間をリゾートのジラーアバルー島のコテージに泊まることに決心した。

モルジブは大小1,000以上の島から成り立っており、面白いのは島一つ一つが単独で様々な役割を担っていること。例えば空港の島、首都の島、リゾートの島(約90)、工場の島、畑の島、地元住民の島、ゴミの島等がある。

ジラーアバルー島は、1周するのに徒歩で15分程なので360度海に囲まれている“島”であることが体感できます。島を囲むエメラルドグリーンの部分はラグーンと呼ばれる穏やかな砂地の浅瀬。エメラルドグリーンから徐々にコバルトブルーに変わってゆきます。コバルトブルーの部分はハウスリーフと呼び珊瑚礁群となります。このハウスリーフを超えると海の青色が一段と濃くなり紺色になります。この紺色に変化した処がドロップオフと呼ばれ、珊瑚礁が断崖状に海底まで急勾配し、大型の回遊魚等がいるアウトリーフへと続いています。
                              
                                                  出展:booking.com/hotel/mv/centara-ras-fushi
感動したことは、ビーチを歩いてみた処、いたるところに沢山の珍しい貝殻が原形を崩すことなく、その美しさを競い合っていたことである。

毎朝、水平線にぽっかり顔を出す朝日を見て、毎夕は水平線にいかにも溶け込んでしまいそうな実に雄大な夕日を拝む。夜は、ココナッツツリー等が生い茂る合間から夜空を見上げると、満天にきらめく星々がより一層ムードを増して美しく見える。

人に接しない限り、四六時中、耳にする音といえば心地よい波の音と、時よりやって来る微風がささやくだけである。

2日目朝ダイビングショップのお兄さん(ポルトガル人)と仲良くなり、その日の午後には、彼の仕事の手伝いをさせていただけるようになった。離島前日にはタダでスキューバダイビングのツアーに参加させてもらえることにもなった。

下の写真右端ビーチからエントリーし、ハウスリーフ内を潜水周遊するというコース。膝を砂底におろし、ラグーンに顔を少し沈めただけで、群れをなしたコバンアジが随所にいることがわかる。海中の透明度は抜群に良い。少々深みへ進むと、実に様々な形・色の珊瑚礁が咲き渡っている光景が現れる。珊瑚礁の間や周りをモルジブアネモネフィッシュ、サドルバックバタフライ、ニシキヤック、オウギチョウチョウウオ、ブルーイエローダムゼル、パウダーブルーサージョンフィッシュ等の色とりどりの魚達がまるで妖精が舞っているかのように生息している。

あっという間の4日間でしたが、解放感溢れる時を満喫することができました。


出展:booking.com/hotel/mv/centara-ras-fushi